食&旅

2014年09月18日

鳴子温泉「第60回全国こけしまつり」(2)奇祭!こけしパレード編

鳴子温泉「第60回全国こけしまつり」(1)こけし祭会場〜鳴子郷〜高橋正吾さん訪問編
(前回の続き)全国こけし祭りの1日目も無事に終わり、鳴子温泉街に夜の帳が降りる頃には...
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何処からともなくぞろぞろと、神妙かつ怪奇面妖な手足が生えたハリボテこけしの行列が現る現る。
奇奇怪怪なる魑魅魍魎が跋扈する百鬼夜行か、吾が俗の言い伝える怪事の類多し。
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ラ・ラ・ラ〜、こけゾンビ〜♪
ハリボテを短くして裾からにゅっと人間の足を覗かせると、よりシュールな雰囲気が出せると思います。
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「わらわはキンジ山に帰るぞよー」 逃走する久太郎。
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踊る阿呆に見る阿呆、
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同じ阿呆なら踊らな損々。
このパレードの最中、私だけ体調を崩して宿で寝込んでました。
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在りし日のこけしパレードの様子。
僅かに残存する古い写真から鳴子温泉の長い歴史の一端が垣間見れます。

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かつての鳴子駅前DX劇場跡地。
とあるこけし工人が学生時代に先輩からこの劇場に無理矢理誘われたところ、名物の巨大水槽の中を親友のお母さんが裸で泳いでいた場面を目撃したという伝説も。

こけしパレードを楽しんだ後は、宿泊先の鳴子ホテルに戻り、
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鳴子ホテルのディナーは、地元の旬な素材を生かした豪華なみちのくバイキングです。
それぞれの料理を担当するシェフがその場で食材を調理してくれます。
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このホテルに宿泊することも鳴子旅行の楽しみのひとつになりました。

そして、鳴子温泉二日目の朝。
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皆がお風呂に行ってる間の密かな楽しみ。
宿泊部屋にて、こけし祭りで購入したこけしを並べてみました。
左から森谷和男さんのダルマと蓋式えじこ。笹森淳一さんの独楽付きダルマ。五十嵐嘉行さんの間宮明太郎型こけし。高橋正吾さんのお宅で求めた新作の佐藤乗太郎型こけし。
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朝食も、みちのく料理のビュッフェ形式です。
二日目にして体調も回復して、ようやく普通にいただけました。パンケーキ美味しい。
鳴子ホテルの温泉および浴場も申し分なくこれまた良い塩梅で、あっという間の2日間でした。

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バイバイ、
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こけしの国よ、
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またいつか訪れる日まで。

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2014年09月10日

鳴子温泉「第60回全国こけしまつり」(1)こけし祭会場〜鳴子郷〜高橋正吾さん訪問編

三度 ”こけしの国” に誘われて...あっという間に今年もこの季節がやってきました。
先週末に宮城県の鳴子温泉で開催された 「第60回全国こけしまつり」 に参加してきました。
前日の深夜3時にJETLINKを車で出発して、朝9時頃に鳴子温泉の会場に到着。
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今年も会場では過去の貴重なポスターや写真が展示されてました。
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招待工人。津軽系の笹森淳一さん。
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仏像を偲ばせる笹森淳一さんの本人型こけし ”木地仏” の絵付け途中経過。
胴体の薄墨色(薄黒に緑少々)は、師匠である佐藤善二氏の「墨こけし」から着想を得られたとのこと。
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招待工人。今回もJETLINKのTシャツで参加いただいた弥次郎系の新山吉紀さん。
作品は勿論ですが、Tシャツのほうもお客さんに評判が良かった様子で何よりでした。
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昨年に引き続き参加された、鳴子系こけし工人の森谷和男さん。
昭和3年生まれ86歳。高勘系の高橋盛氏から直接師事された最後の鳴子こけし工人です。
古鳴子の面影を偲ばせる枯淡な味わいを持ったこけし、えじこ、ダルマが並びました。
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会場の販売ブースでは、入手の機会が少ない福島県飯坂温泉・渡辺幸典さん作の鯖湖こけしも。
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同じく会場では、「こけし手拭」の復刻版が展示販売されました。
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大沼岩蔵を始めとする過去の鳴子系こけし工人の意匠がずらりと並びました。
オリジナルとの差別化が理由か「第××会記念」の文字が省略されてました。
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木地挽き〜過去。
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木地挽き〜現在。

こけし祭の会場から温泉街に移動して、
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鳴子温泉の名物「栗だんご」を堪能。
昨年はすぐに品切れになってしまったため、今回は早めに来店してみました。
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今旅のお供は、JETLINKマイコ(左)、運転手の村野さん(中)、水代わりにお酒を飲む齋藤さん(右)。

お昼頃には中山平まで車で移動して、
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こけし祭りに関係なく犬の散歩をさせている佐藤実さんに挨拶した後に、鳴子峡の風景を楽しみました。
何度観てもそのスケールの大きさに圧巻されます。紅葉の季節にも訪れてみたいです。
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鳴子郷を一望できるレストランで休憩。
お腹の調子を整えるには醗酵食品とのことで、途中ヨーグルトや甘酒を何度か補給しながらの旅でした。
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中山平を散策しながら昼食のお店を探していたところ、
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手描きの看板が雰囲気良さげな、お蕎麦屋さん「藤治郎」を発見。
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名物の手打ち板そばを注文。
奥まった場所のため観光客はほぼおらず、地元のお客さんで賑わってました。
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中山平と鳴子郷の景色を楽しんだ後は...

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毎年恒例の中古こけしオークションが開催されている「日本こけし館」に向かいました。(忙しい)
今回は中古こけしの数が去年より少なめで、期待していた古品(戦前作)もほぼ見当たりませんでしたが、肘折の佐藤重之助の初期作など珍しいこけしもあったので、数点入札してみました。結果や如何に。
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新潟の父の同級生で鳴子郷土玩具店の老舗「高亀」の親戚筋にあたる藤田さん夫妻と合流。
毎年恒例となった鳴子高亀系こけし工人の高橋正吾さん宅を訪ねました。
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高亀本家の建設にも携わった建築家が設計された高橋正吾さんのお宅では、親交の深い型染作家・芹沢げ雹瓩虜酩覆覆描破僂任い銅餮が凝らされた調度品や内装を拝見させていただくことも楽しみのひとつです。今回も鳴子の歴史やこけし全般に深い知識を持たれた正吾さんの貴重で興味深いお話を懇親会に参加される時間ギリギリまで聞かせていただきました。最後に新作の「佐藤乗太郎型こけし」を分けていただいてお宅を後にしました。

...そして、鳴子温泉の夜は更けていくのでありました。(続く)

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2014年08月27日

山形県米沢市の相良人形工房訪問「猫に蛸」ver.Kokeshi製作記

今年の5月末に、山形県米沢市で 「相良人形」 を製作されている八代目作者・相良隆馬さんのお宅兼工房を訪ねました。「ジェットリンクの民芸」からも過去に何度か頒布させていただいた相良人形は、江戸時代から続く伝統的な郷土玩具の土人形です。
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玄関に入ると、ずらりと並んだ鮮やかな色彩の相良人形にお出迎えされます。先代の七代目相良隆さん、八代目相良隆馬さんの作品です。中でも人気の「猫に蛸」は、『週間文春』の表紙デザインにもなりました。
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工房にも200種類以上の意匠ともいわれる相良人形の見本が展示。京都の伏見人形と仙台の堤人形の影響を受けながらも、独特の土人形を作り上げた相良人形は ”東北の三大人形” の一つに数えられています。
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人形の制作過程は、(1)粘土を型抜き作業、(2)乾燥作業、(3)素焼作業、(4)胡粉で素地を整える、(5)彩色の順。これら全ての工程が職人による手仕事で行われます。
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型抜きでは共通の型を用いますが、一つとして同じものにはなりません。素焼の作業は約800度の高音で焼き上げます。絵付けの土台となる胡粉の調合は配合が微妙であり、人形の出来上がりを大きく左右する所なので細心の注意が必要となります。
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絵付け作業中の相良隆馬さん。
人形の顔を描く作業は、職人の技量が明確に表れる重要な工程です。彩色には、歴代の古相良人形との絵具の素材の違い、作者によっての色彩感覚の相違が端的に表れます。全体を通して全て手作業であるのは今も昔も変わりませんが、道具、素材、燃料、作業環境、人間に違いがあり、それが現代の相良人形の個性とつながってます。
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山形県庄内米のもち米を原料とした名物の「笹巻き」(実家の新潟では「ちまき」と呼ばれてます)、お庭で採れたてのアスパラガスなど、相良さん宅にて手作りの美味しいお料理をご馳走になりました。
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山形にご旅行の際は、相良さんの工房にぜひお立ち寄りください。

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JETLINKの ”こけし柄ニャンコ” 猫のたまちゃんをモデルに...
『こけし辞典』の橋本正明さんによれば蔵王高湯系のブチだそうです(笑)

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JETLINK別注デザイン版「猫に蛸」の製作を相良さんにお願いしました。

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そして、完成したものがこちら。
こけし顔&こけし模様の「猫に蛸」ver.Kokeshiです。

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「ジェットリンクの民芸」 初秋の新作は、山形県米沢市で古くから伝統として受け継がれてきた相良人形「猫に蛸」です。今回は、八代目作者の相良隆馬さんにジェットリンク別注デザイン版 「猫に蛸ver.Kokeshi」 を製作いただきました。JETLINKの ”こけし柄ニャンコ” 猫のたまちゃんをモデルに、こけしの髪型と、こけし柄ブチが新たな意匠として描かれます。懐かしさの中に新しい風を感じさせるジェットリンクの郷土玩具をお楽しみください。今週末の8月31日(日)20:00より、野地三起子さんのこけしと同時に頒布開始させていただきます。
http://www.jetl.com/mg14_nekotako1.html

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2014年08月20日

肘折温泉(3)鈴木征一さん工房〜チョンマゲこけし製作編

>「肘折温泉(1)四ヶ村棚田〜佐藤三治のブラジルこけし望郷編」、
>「肘折温泉(2)肘折温泉街〜下駄の音響く朝市編」の続き。
山形県肘折温泉の朝市を満喫した後は、再び鈴木征一さんのこけし工房にお伺いしました。こちらの作業場も朝が早く、朝市が始まる前の早朝5時にはこけしの木地挽きを始められてます。旅行前に木取りをお願いしていた木地でこけしを製作していただくことに。
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最初の工程は、こけし頭部の製作。今回は特注でこけしの頭に音の鳴る ”ガラ” を入れてもらうことにしました。木地を轆轤(ロクロ)の専用台座に嵌めこみ、頭頂部にガラを入れる穴を開けます。
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頭の中に入れるガラガラの正体がこちら...なんと小豆です。終戦前後は、その辺に落ちていた ”銃弾の薬莢” を入れたものもあったとか。どんな音だったのでしょう。
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頭部の空洞に小豆ガラの投入完了。その後、切り口に接着剤をつけて、穴と同じ直径の木片で頭頂部を塞ぎます。仕上げ後の木地は、継ぎ目が見えないくらいの綺麗な仕上がりとなります。
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胴体に嵌め込む凸型の部分を削り出して、頭部の完成。
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続いて、こけしの胴体製作。”ばんかき” と呼ばれる鉋(かんな)を一本だけで、絶妙なエンタシスの曲線を描いた美しい木地が見る見るうちに形成されていき、均衡の取れた鉋溝(かんなみぞ)も入ります。
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無より有いずる。こけしがまだ子供の玩具であった昔の話。里で生活する農民は、山に住む木地師を忌み畏れて自分たちの日常から分け隔てる一方で、神の器を作り出す木地師たちに対して信仰のそれに近い畏敬の念を抱きました。湯治土産だったこけしは子供の玩具であると同時に、里の者(農民)と山の者(木地師)を繋ぐ媒介としての役割も担っていました。

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工房の2階。普段ほとんど人を入れないこけしの描彩部屋です。
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昔は気持ちが静まる夜間に描彩をされていたそうですが、最近は夜の作業がきつくなり昼間に描かれてるとのこと...とお話をしながらも、長年の経験で培われた正確な筆致と筆速でこけしが描かれていきます。

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最後は、こけしの表面にロウを挽く仕上げ作業。ロウ掛けの有無に関しては各人の好みですが、今後の保存や取り扱いを考えると薄めにでもロウが挽いてあったほうが良いと思います。
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ふわっと一瞬煙を上げて、こけしの頭と胴体が繋がる瞬間。こけしが誕生する場面は何度見てもワクワクと心躍ります。
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そして、鈴木征一作・喜代治型ちょんまげこけし6寸が完成(笑)鈴木さんの師匠の師匠である奥山喜代治氏がかつて製作した木地玩具「福車」の意匠を参考に、チョンマゲ頭の福助顔を描いていただきました。木地形態および胴模様は、古肘折の柿崎藤五郎型。こけしの頭を振るとザッザッと小豆ガラの音が心地良く響きます。作者の鈴木征一さんいわく 「なんだか弥次郎っぽい顔になったなー」 とのことですが、なかなかカワイイ出来だと思います。旅の良き思い出のひとつとなりました。

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またいつの日か、
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アイルビーバックしたいところですが、
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遥かなれども夢にまでみた肘折の地は、なかなか遠かったです(完)

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ジェットリンクの民芸」より、初秋の新作玩具をお届けします。福島県土湯温泉における木地屋の源流である湊屋系・佐久間由吉型こけしの伝統を受け継いだこけし工人野地三起子さんに、父野地忠男型 「シルクハットこけし」 と 「みそだまこけし」 二本組を製作いただきました。こけしの描彩及び木地形態ともに蒐集家の方向けに丁寧に仕上げていただいたジェットリンクの別注品をお楽しみください。今月末の8月31日(日)20:00より頒布開始させていただきます。お見逃しなく。 野地三起子/野地忠男型シルクハット&みそだまこけし二本組

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2014年08月08日

肘折温泉(2)肘折温泉街〜下駄の音響く朝市編

>「肘折温泉(1)四ヶ村棚田〜佐藤三治のブラジルこけし望郷編」の続き。肘折温泉の朝は早く、朝6時頃の温泉街では既に賑やかな朝市が開かれてました。連日のように猛暑が続くこの時期ですが(高速道路では気温38度を表示)、肘折の朝晩は涼しくて心地が良いです。
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浴衣にハットという怪しげな姿でぷらぷらと朝市を見物していたら、「ミュージシャンの大沢さん、いつもどーも!」と別宿の女将さんに挨拶されたので、咄嗟にどうもと返しましたが、ミュージシャンの大沢さんが誰かは未だに不明です。
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肘折温泉街の朝市では、朝採りの野菜や果物、キノコなど季節の山菜、しそ巻き、南蛮味噌、笹巻き、くじら餅などが販売されており、カランコロンと下駄の音を響かす湯治客の姿も。昔ながらの東北の情景と心温まる人々の営みがこの土地には残ってました。
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「日本有数の豪雪地帯で有名な肘折温泉。冬季は積雪のため交通が遮断され、春が訪れるまでの数ヶ月間は陸の孤島となり...」 云々と古い文献に書かれた内容が頭にあったため、当初は藁葺き屋根が並ぶような戦前の温泉街を想像しておりましたが、実際に訪れてみると商店も観光客も多く賑やかな土地でした。東北の山深い温泉にもWi-Fiの電波が繋がる時代ですから、昔ながらの湯治場であった肘折温泉にも否が応でも近代化が進むことは止むを得ない状況ですが、この温泉街の其処彼処では古きよき昭和時代の面影を残した風景を目にすることができました。
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こちらも歴史深い老舗の横山仁右衛門商店。明治35年に尾形の店と決別した佐藤周助のこけしは主にこの商店で扱われていました。床下を探したら古いこけしが出てきたりして...と微かに期待してみたり。
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さばね屋さんでは、中島正の猫目こけしや、ブラジルに移民した佐藤三治のこけしなど発見。
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温泉街の至る場所で、通称ウンチコケシこと、肘折系こけしを代表する奥山運七こけしのモチーフを目にしました。一人勝ちの様にも思えますが、現在この意匠を継いだこけし作者は鈴木征一さん一人だけの状況です。
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丸屋旅館。今回の第一候補でしたが、既に予約で満室でした。
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旧肘折郵便局。昭和12年に当時の近代建築の粋を集めて建設されたこの建物は、平成12年まで現役だったそうです。現在は朝市の時に開いて無料でコーヒーが配られます。後で気付きましたが、窓の格子がさりげなく「〒型」の意匠になってます。
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かつての最上木工所(尾形政治商店)だった跡地では、現在、精肉店と土産物店が営まれています。明治33年(工場は大正4年)から工場閉鎖の昭和4年まで、多くの木地職人(奥山運七、佐藤周助、佐藤文六、佐藤丑蔵、佐藤三治、鈴木幸之助、奥山喜代治など)がこの場所で働き、湯治客に向けた温泉土産の木地製品のほか、漆器の塗下などを生産。昭和46年に商店が解体された際には、床下から古肘折のこけしと木地玩具が何点か発掘されました。(『木の花』 6号7号 「古肘折追求」) ...そして現在、尾形氏の家系は肘折の土地を離れて関東に移住。工場跡地である佐々木商店にて、肘折名物くじら餅と温泉饅頭をお土産に購入して、往年の最上木工所があった場所を後にしました。
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温泉街の裏路地にて、かつて運七こけし作者の一人であった奥山庫治さんの店舗跡を発見。工人なき現在も看板だけ残っていました。在りし日の思い出を語るかの如。
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無料の足湯に浸かりながら、朝市で買った朝採れのトウモロコシを味わいました。今旅の提案者で長距離を運転してもらった村野さんと。
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朝市を満喫した後は、再び鈴木征一さんのこけし工房にお伺いしました。旅行前に連絡して木取り(玉取り)をお願いしていた木地で、少し変わったこけしを製作いただくことに...>「肘折温泉(3)鈴木征一さん工房〜チョンマゲこけし製作編」 に続く。

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2014年08月05日

肘折温泉(1)四ヶ村棚田〜佐藤三治のブラジルこけし望郷編

先週末8月2日〜3日に山形県の肘折温泉を訪れました。遥かなれども夢にまでみた肘折温泉です。朝の6時半頃にJETLINKを出発〜休み休み運転しながら、日も暮れようとする16時頃にようやく到着。
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山形県最上郡大蔵村四ヶ村の棚田。 「日本の棚田100選」 に選ばれた風景です。訪れた当日は、夜になると棚田にイルミネーションが点灯され 「ほたる火コンサート」 が開催。満点の星空には夏の星座と天の川が煌々と輝いてました。かつての日本の原風景を思わせる美しい景色がこの地には残っており、現在も地元の方々による懸命な努力によって昔からの景観が維持されています。
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在りし日の肘折温泉は山間の湯治場として木地業が繁栄しており、明治大正時代の最上木工所(尾形政治商店)では、奥山運七、佐藤周助、佐藤文六、佐藤丑蔵、佐藤三治、鈴木幸之助、奥山喜代治など、多くの職人を下請けに湯治客に向けた温泉土産の木地製品などを生産しておりましたが、昭和4年に不況の煽りを受け工場閉鎖。その後、戦前の第一次コケシブーム、戦後の第二次コケシブームの大きな波を経て...
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平成時代になった現在の肘折温泉では、鈴木征一さんが唯一人のこけし作者となりました。肘折系こけしの伝統的意匠を受け継いだ数少ないこけし工人の鈴木征一さんは、奥山運七、奥山喜代治、奥山庫治の流れをくむ運七型こけし、古肘折こけしを復元した柿崎藤五郎(井上藤五郎)型こけし、肘折系木地玩具などをご自身の工房で製作されてます。また鈴木征一さんのお店「鈴木こけし店」では、ご本人製作のこけしや木地玩具の他にも、多くの新品中古品こけしが展示販売されてます。
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店内の展示品より、佐藤三治のこけし群を発見。
佐藤三治(明治30年9月生/佐藤文治次男、佐藤丑蔵弟)は、明治43年に兄の丑蔵と共に肘折に行き佐藤文六に木地を習う。大正7年から昭和5年まで最上木工所の主任を務め上げた後、昭和7年に新境地を目指して遥か南米ブラジルの地に移民。昭和45年に開催された大阪万博の年を機に一時帰国した後は、再び祖国の地を踏むことはありませんでした。没年不明。
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材料名 ブラジルまんが 日本名まんごう(笑)
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あすぶみろくろ(笑) ユーモラスなその作風や署名に思わずクスっとさせられると同時に、三治氏の切実なまでの望郷の想いがその作品から感じ取れます。
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鈴木征一さんのこけし工房の風景です。
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かわいいデザインのストーブを発見。

そして、今旅の共に佐藤三治のこけしを連れてきました。
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拝啓 小生佐藤三治、遥カ南米ブラジルノ地ヨリ、故郷日本ニ望郷ノ念ヲ抱クコト早幾年。此度、積年ノ念願叶イ候ニ付、無事故郷ヘ還ル事ニ相成リ候。涙涙。

>「肘折温泉(2)肘折温泉街〜下駄の音響く朝市編」 と、
>「肘折温泉(3)鈴木征一さん工房〜チョンマゲこけし製作編」 に続きます。

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2014年05月09日

2014鎌倉(2)「パレタス鎌倉店」の焼きアイスバー

前回の続き。2014鎌倉(1)「報国寺」竹林の庭、「佐可井」の穴子丼 を満喫した後は、
鎌倉駅の西口を出て、紀伊国屋をちょっと過ぎた場所に...
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アイスクリームのお店「パレタス鎌倉店」(PALETAS)があります。
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日本初のフルーツアイスバー専門店です。
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直方体、直方体、直方体と、店内のアイスバーの陳列風景は壮観です。
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味噌の田楽...ではなくて、「いちじくブリュレ」の(焼き)アイスバーを注文。
一部メニューは、表面をパリパリに焼いてキャラメリゼにしてもらえます。
程好く太陽光が差し込む優しい雰囲気の店内では、視覚と味覚の両方を満足させられました。
http://www.japan-paletas.com/

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引き続き、JETLINKとは別に、渡辺純の個人名義のFacebookでも鎌倉の写真を掲載しています。
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好きな猫の木地玩具(津軽系こけし工人・今晃さん作など)の写真も掲載しています。
写真に「いいね!」してもOKよ...という方は、ぜひお友達リクエストください。

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2014年04月17日

2014鎌倉(1)「報国寺」竹林の庭、「佐可井」の穴子丼

暑くも寒くもなくて、なんにも無い、そんな日はふらっと鎌倉へ。
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その昔、竹は生命力の強さから霊力が宿ると信仰されていました。
どの植物にも属さない竹の不思議な生態から、地球外からの植物Xという説もあるとか。
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壮厳の美、幽玄の世界、無限の静寂、もの言わぬモノリス。
この空間では、言葉も、思考も、我々のあらゆる条件付けられたシンボル体系はかき消されます。

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見上げれば、宇宙。

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大地には、誕生の息吹。

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現在は ”新緑シーズン” とのことですが、竹には関係あるのかな...見る人が見たらわかるのかも。
以上、鎌倉の竹寺こと、臨済宗建長寺派の禅宗寺院 「報国寺」 でした。

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お昼は、報国寺からすぐの 「佐可井」(さかい) でランチ。
穴子丼と竹筒ソーメンのセットを注文。 ここでもまた竹ですね。
民家の佇まいそのまま活かした素敵なお店です。 (続く)

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2014年03月25日

京成立石駅の餃子の店「蘭州」

前回に引き続き、京成線沿いの下町こと 「立石駅」 前から、こんばんはです。
JETLINK Show Room 最寄の京成線 「国府台駅」 (こうのだい駅) から15分以内で行けます。
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餃子の店 「蘭州」 。
店内の座席はカウンターのみで、いつも満席です。
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水餃子の香草(パクチー)乗せ。
人気メニューの水餃子は、店員さんにお願いするとパクチーを乗せて貰えます。
他にも、さっぱり味の 「香草ラーメン」 や 「烏龍茶卵」 も人気メニュー。
美味しい餃子は勿論ですが、店内のある種殺伐とした雰囲気を楽しむことも下町ならではの醍醐味です。
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商店街の細い裏路地を抜けると、そこは... 「呑んべ横丁」 です。
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昭和歌謡の世界を髣髴させる懐かしくも妖艶な景色がこの土地には残っています。
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略して、人スパ (JINSUPA) 。
そうこうしている間にも、再び下町の夜は更けていくのでありました。(続く)

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2014年03月20日

京成立石駅の「立ち飲み串揚げ100円ショップ」

昨晩は、京成線の立石駅まで出かけてきました。
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JETLINK Show Room 最寄の国府台駅(こうのだい駅)から15分くらいです。

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一件目は、いつもの串揚げ屋さん 「立ち飲み串揚げ100円ショップ」 です。
今まで何度も通ってますが、未だに正確なお店の名前を知りません。
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寒かったので熱燗で一杯やりました。
こんにゃく、餅チーズ、紅生姜の豚巻き、大根など、串揚げは全品100円です。
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こちらは、タマネギ串。ソースの二度付けは禁止です。
立石では夜9時頃に大半のお店が閉まるので、夕方6時くらいから始めて3件ほどハシゴするのが定番です。

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ここの定食屋さん 「与作」 も以前から気になってますが、
すでに数件をハシゴした後なので、お腹が一杯になってなかなか行けません。
そうこうしている間にも、下町の夜は更けていくのでありました... (続く)

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今回の立石は、JETLINK特集のムック本 『HEADGOONIE T-SHIRTS MAGAZINE vol.1』 の取材で訪れて以来でした。JETLINK周辺の下町も紹介してます。amazonからも通販可能ですので、ぜひ読んでみてください。

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2014年03月14日

代官山の台湾カフェ 「春水堂」(チュンスイタン)

代官山の台湾カフェ 「春水堂」 (チュンスイタン) にて。
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ジャスミンタピオカミルクティーを注文。
400円ちょっとで美味しくて、駅前で休憩できるありがたいお店です。
タピオカってジャスミン茶にも合うんですね。未だに原材料が何か知りませんけど。
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コースターの種類が多くて、コレクションしてる人もいるとか。
http://www.chunshuitang.jp/

ジャッキー・チェンのこれ、
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本屋さんで立ち読みしたら、なかなかの内容でした。
ソフトの大半は持ってるので、本だけ欲しかったりしますけど。
http://deagostini.jp/jcd/

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神田の古書店 「書肆ひやね」 さん開催のこけし勉強会。
明日、3月15日(土)15:00〜です。
第2回目は、箕輪新一さんが講師を務めます。千代五郎のこけしも並ぶのかな。
仕事の都合がついたら今回もぜひ参加したいです。
https://www.facebook.com/ichikinkai?fref=ts

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2014年03月10日

日暮里・谷中銀座のパン屋さんリバティ

日暮里の谷中銀座まで出かけた際には、
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商店街の外れにあるパン屋さん 「リバティ」 で買物をします。
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ぶどうパンが美味しくて、袋のデザインもかわいいので紹介します。
たまたま行った火曜日は、全商品が一割引の日でした。

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映画 『遊星からの物体X』 をモチーフにした ”THE THING” Tシャツ全サイズが再入荷しました。
まるで畳のような大きさの、特注・特大の 「シルクスクリーン製版」 を使用して、
熟練したプロ職人の手仕事によって、一枚一枚を手刷りプリントで丁寧に仕上げています。

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ホラー映画好きの松嶋初音ちゃんが着用してるのはSサイズです。
手刷りプリントならではの独自の風合い (アタリ感やカスレ感) 贅沢な一点物をお楽しみください。
http://www.jetl.com/roki_thing01.html

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2014年03月04日

錦糸町、珈琲専門店トミィのホットケーキ

(錦糸町続き) ホットケーキ愛好者の間で有名な喫茶店トミィへ。
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店頭に 「ホットケーキの店」 と親切な看板が出てます。
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昔ならではの内装や、メニューのデザインなど、レトロ感満載の店内。
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ホットケーキ登場。サクっとした食感の表生地に、内側はスフレのような口解けの軽さ。少食でも2個いけます。常連の皆さんが注文していたホットケーキメニューの 「フルーツバーグ」 や 「コーン海苔バーグ」 も気になったので、また近いうちに行ってみます。

引き続き、ドラえもんチップスの変なカードを集めてます。
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アベコンベドラ、くりまんじゅうのび太、佐藤丑蔵69歳。
バイバインで増えたくりまんじゅうのその後は、最近の劇場版にちょっとだけ登場してました。

「ジェットリンクの民芸」 3月の新作は...
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宮城県の鳴子温泉地方を中心に古くから伝統として受け継がれてきた郷土玩具 「鳴子系こけし」 を紹介します。鳴子系・岩太郎系列を代表する伝統的な技術と意匠を受け継いだこけし工人の佐藤実さんに、父・桜井万之丞型の ”ざんばら” こけしとえじこを製作いただきました。
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描彩および、木地形体ともにこけし蒐集家の方向けに丁寧に製作いただいた別注品です。懐かしさの中にも新しさを感じさせるジェットリンクの郷土玩具をお楽しみください。3月5日(水)19:00〜頒布を開始させていただきます。 http://www.jetl.com/mg14_zambara.html

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2014年02月28日

錦糸町ロッテシティホテル

Tシャツの展示会に呼ばれて錦糸町に。
駅の北口を出てすぐ、ロッテシティホテルのレストランでランチしました。
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前菜。サラダといえば、やっぱり 「コアラのマーチ」 ですよね。
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ポークジンジャー。
ちょっと甘い気もしましたが、チョコが使用されてるかは不明。
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ロッテのレストランだけに、チョコソースがけのカレーです。
ライスにもカカオバターが使用されているとのこと。
店内に説明書が見当たらなかったので、汚い色のご飯と勘違いしました。
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おなじみ 「コアラのマーチ焼き」 に新発売のチーズが加わってました。
錦糸町といえば、以前から気になってた 「喫茶店トミィ」 にも行ってきました。(続く)

ドラえもんチップスを買い続けること10個めくらいで...
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ドラえもんとしずちゃんの体が入れ替わってる1番のカードが出ました。
このデザインを1番目にチョイスするのもなかなかのものです。

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2014年02月06日

柴又帝釈天にて、新 『ロボコップ』 節分豆まき

よう、労働者諸君、折からのドルショックにもめげず、今日も勤労に従事してますか、ご苦労さん!
...ということで、葛飾は柴又帝釈天からこんにちは。
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全国的にも有名な観光地ではありますが、寅さんブームと昭和の勢いも治まった理由からか、平日は観光客もさほど居らずひっそりとしてます。ちょっと頑張れば、JETLINKから自転車でも行ける距離です。

こちら柴又帝釈天の題経寺にて、話題の新 『ロボコップ』 が節分の豆まきを行うとのことで、
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今回は配給会社さんから試写会に招待いただいてますので、出かけて参りました。
日本の警視庁と国際タッグを組んで、振り込め詐欺の根絶キャンペーンの様子です。
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団子屋さんなどが並ぶ通りを巡回。真っ黒な新ボディを近距離から詳細に観察。

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伝統を感じさせられる厳粛な雰囲気の中、豆まきが始まりました。
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寅さんとロボコップ夢の共演。
初の参加でしたが、昭和の猛者たちの勢いに押され、福豆は諦めて早々に会場を後にしました。

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豚の角煮丼と粕汁のランチ500円。
JETLINKにお越しの際は、柴又にもお立ち寄りください。立石の飲み屋街もおすすめです。
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兄ちゃんは恋をしたんじゃねえ、ただあの人が幸せになればいいな。そう願っただけよ。
『男はつらいよ』 第13作、寅次郎恋やつれより

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2014年01月13日

福島県飯坂温泉の旅(2)渡辺幸典さん工房来訪編

福島県飯坂の旅(1)鯖湖湯〜飯坂温泉街編 の続き
昨年の夏に福島県の飯坂温泉を初めて訪れました。その旅行の際に求めたお土産が...
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渡辺幸典さん作、鯖湖こけし7寸(約21cm)。
今回は大きさ違いで、7寸、5寸、4寸を分けていただきました。飯坂温泉の渡辺角治&渡辺キン夫婦合作の 「鯖湖こけし」 を現代に継承する渡辺幸典さん。当時、同じ飯坂温泉で活躍していた木地屋の佐藤栄治&佐藤喜一親子のこけしと区別するため ”鯖湖こけし” と呼ばれる由来となったとか。
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往年の渡辺キンさんを彷彿させる緻密な描彩に、胴底部分に金具の爪跡を残さない丁寧な木地の仕上げ。長時間眺めていると吸い込まれそうになる頭部のグルグル渦巻きの枷(かせ)に、胴体に走る美しい横縞模様のロクロ線。そんなオギンさんこと、渡辺キンさんが描いた ”鯖湖こけし” を最も美しい東北の伝統こけしと称された蒐集家の方もおられました。
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渡辺幸典さんのこけしに関しては、各地のこけし会などへの頒布もほぼ行っておらず、寡作(&佳作)な理由からか飯坂の工房を直接訪ねても作品数が少ない場合もあり、現役こけし工人の中でも入手が難しいこけしの一つとなってます。
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こちらの風情ある建物が、日本の名湯および秘湯としても名高い 「鯖湖湯」 でございます。

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その鯖湖湯から徒歩2分くらいの場所にある渡辺幸典さんの工房です。

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木地屋であるということは同時に鍛冶屋でもある...と、こけしの世界では周知のことですが、その例に漏れずカンナ等の工具は全て手作り。幸典さんに関しては轆轤(ロクロ)も手作りでした。
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渡辺キンのこけし。渡辺幸典さんのコレクションより。
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もうちょっと世に出ても良いのでは?...と、俗な考えも一瞬浮かびましたが、物品も情報も簡単に入手可能である供給過多なこの時代にあえて産地まで行かないと買えませんよ。というある種不便な部分が逆説的に新鮮なのかもしれませんね。今年も機会があれば飯坂温泉まで出かけてみたいと考えてます。

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2013年09月26日

鳴子温泉「第59回全国こけし祭」(2)〜温泉街編

先日訪れた宮城県・鳴子温泉旅行の続きです。2回目は温泉街の懐かしい風景をお楽しみください。
鳴子温泉「第59回全国こけし祭」(1)祭り会場編(改訂版) 前回の「こけし祭り会場編」も写真等を追加しましたので合わせてご覧ください。
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鳴子のメインストリートである 「こけし通り」 です。岸こけし店、桜井明寛さんの桜井こけし店など、老舗の土産屋が軒を連ねます。
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「こけし柄のマンホール蓋」(その1)。鳴子の温泉街では、この様なこけしのモチーフを探索することも楽しみのひとつです。
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高橋武蔵、武男、現在の武俊さんと続く、こけし店の老舗 「高亀」 にて。こけし絵でも有名な画家の谷内六郎氏が絵付けしたこけしと、高橋武男氏に宛てた直筆の手紙が展示されています。
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さすがこけし絵のプロなだけあってかわいいですね。こちらのお店限定で販売されている柳宗理デザインの ”鳩笛” は、残念ながら今年も売り切れでした。
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鳴子温泉街の素敵な街並みを駅からの道順で紹介していきます。
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改めて、「こけしの国へようこそ〜」 鳴子温泉街名物のこけし電話ボックスです。
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こちらのパン屋さんでは、鳴子の古品こけしに負けない表情のドラえもんパンが売ってます。
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前回、鳴子名物 「しそ巻き」 をお土産に買ったお店。今回は、高橋正吾さんから別のお店のしそ巻きをお土産に頂きました。こちらもクルミやゴマが入っていて美味しかったです。
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街の外れにて、廃墟になったホテルを発見。いつ頃まで営業してたのでしょうか。ホテルの存在自体を覆い隠すかのように蔦の侵食が進んでいました。
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廃墟ホテルの正面。この様な退廃した風景を眺めるのも観光地の醍醐味ではありますが、その気持ちとは裏腹に過疎化が進む地方の温泉街を憂います。
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「鳴子スタンプの加盟店マーク」(その1)。
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「こけし柄マンホール蓋」(その2)。
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「鳴子スタンプの加盟店マーク」(その2)。こちらのスタンプは以前から気になってたので、今回は実際に商店街で買物をして何枚か集めてみました。
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一通り街を散策した後は、駅方面へと戻りました。駅前にある 「こけしポール」 も鳴子名物です。
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スタート地点の鳴子温泉駅に戻りました。建物の正面には、無料の 「足湯」 が設備されてます。
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ちょっと歩き疲れましたが、もうひと頑張り。駅からの坂を登ります。
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温泉街散策最後の目的地の温泉神社に到着。坂を登った山の上にあるのでけっこう疲れますが、神社の前では大きなこけしがお出迎えしてくれます。温泉神社のお土産では、こけし柄の 「交通安全お守りステッカー」 が有名です。
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「みちのくは 遥かなれども 夢にまで こころの山々 こころのこけし」
昭和の初頭、世間ではこけしに関する情報がぼほ皆無の中、こけし追求に人並みならぬ努力と情熱を傾けたこけし蒐集に於いての第一人者でもある童話作家でこけし研究家の深沢要(ふかざわ・かなめ)氏を記念して建てられた石碑です。 深澤要氏の著書 『こけしの微笑』、『こけしの追求』 では、昭和の始めに深沢氏のフィールドワークによって東北地方に於けるこけし産地及び作者の情勢や動向が詳細に記されており、それと同時に様々な意味で現在と変わらぬ当時のこけし事情を窺い知ることができます。全ての時代のこけし愛好家に普遍的に愛読されている一冊です。 後にこけし研究のことを ”追求” と表現されるようになったのは深沢要さんからの影響です。 「今後も良いこけしライフを」 と祈願して神社を後にしました。
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温泉街を散策した後は、もう一つの楽しみ宿泊先の 「鳴子ホテル」 へと向かいました (続く)

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2013年09月10日

鳴子温泉「第59回全国こけし祭」(1)〜祭り会場編

みちのくは遥かなれども夢にまで... 今年も ”こけしの国” に呼ばれて、宮城県の鳴子温泉に再び来訪。 9月6日(金)〜8日(日)に開催された 「第59回鳴子温泉全国こけし祭」 に参加してきました。写真が沢山ありますので、今回の 「こけし祭り会場編」 と、次回の 「鳴子温泉街〜鳴子ホテル編」 の二回に分けて掲載させていただきます。
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この度も大盛況のこけし祭り会場にて。今年も仕事の都合でギリギリ直前でスケジュールを決めての参加。前から行ってみたかった ”こけし柄の浴衣” の宿こと 「鳴子ホテル」 の予約も運良く取れました。
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会場内の人だかりをかき分けると、そこは秋田県の木地山系こけし工人・阿部木の実さんのブースです。
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阿部木の実さんが紡ぎ出すイーハトーヴの世界を髣髴させるメルヘンでアーティスティックな作品群の魅力は勿論のこと、小椋米吉型や柴田鉄蔵型など木地山系の伝統的な意匠のこけしも素晴らしい仕上がりでした。
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山形県のこけし工人、Facebookでもお友達の梅木直美さんのブース。
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蔵王高湯の ”岡長型” こと、岡崎長次郎のこけしを引き継がれた梅木直美さんのこけしは、とても丁寧で安定した描彩が特徴。胴模様の ”桜崩し” (四段中の二段目は蕾・つぼみ、隠し寿文字が描かれます) は、遠刈田の槻田与右衛門(名前違ってたらすいません)の考案ともいわれています。今回は、傘こけしも発見。
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青森県の津軽系こけし工人・長谷川優志さんのブース。今回は、祖父の長谷川辰雄型、三上文蔵型、村井福太郎型など、古津軽こけしを中心に30型以上にも及ぶレパートリーの一部をお披露目。
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アイデア豊富な長谷川優志さんに 「ジェットリンクの民芸」 の次回作は、あれにしようよ。なんて逆に提案されたりして。奥のブースでお話をされている方は、弥次郎系こけし工人の新山真由美さん。
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同じく津軽系こけし工人・阿保正文(あぼまさふみ)さんのブースでは、こけし描彩の実演も。
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実演で描彩されている斉藤幸兵衛型こけしは、僕が以前に別注させていただいたものと同型の ”だるま柄横向き版” です。なぜ達磨を横向き (正確には斜め45度くらい) に描いたのか?今となっては作者の意図は不明ですが、その原となった木村弦三コレクションの幸兵衛こけしにもダルマ横向き版が存在します。
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会場内の展示作品を一通り観覧した頃に、招待工人以外のブースにて何やら沢山の人だかりを発見...
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鳴子こけし工人の佐藤賀宏さん(76歳)の展示販売でした。やたらと写実的な犬ダルマなど、衝撃的なデザインの木地玩具を始めとした作品群を眺めていたところ...
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ニャイガーマスクこけし発見。
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お祭り会場にて、ニャイガーマスクこけしの作者・佐藤賀宏さんとお話をしていたら 「今から私の家に来ますか?」 とお誘いいただきました。そうと決まるや否や、こけし祭りの販売ブースを途中で抜けられて、佐藤さんの運転でご自宅兼店舗まで向かいました。
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昨年のこけし祭りで、中山平の佐藤実さんにお世話になった話をしたところ、佐藤賀宏さんも佐藤実さんと仲良しとのこと。 「今から中山平の実さんの家まで遊びに行きましょうよ!」 と誘われましたが、それより佐藤さん、こけし祭りの会場に早く戻らないと...この様な予期せぬ出会いもこのお祭りの醍醐味だったりします。
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【追記】 こけしスマイルがかわいい鳴子系こけし工人の森谷和男さん(昭和3年生まれの85歳)です。森谷さんご本人を髣髴させるような素朴でいて魅力的なその作品群は会場で人気を博しておりました。帰宅後に森谷さんの系譜を調べたところ、高橋盛系(高勘系)の工人さんとのこと。現在は、高橋盛型や水玉模様の本人型こけしなど、古鳴子を彷彿させる可愛らしい作品を製作されてます。
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いろいろと用事を済ませて、もう一つの旅の目的地である 「日本こけし館」 に到着。 余談ですが、今回はスケジュールを過密に組み過ぎた理由で、非常に目まぐるしい展開に体調不良も相まって、先の飯坂温泉旅行に続いて厳しい旅となりました...とはいえ、念願の 「鳴子ホテル」 に宿泊できましたし(最高でした)、名湯 「滝の湯」 も満喫しましたし(同じく最高でした)、これといって思い残すこともないのですが。 次回はもう少しゆっくりな旅にしたいと思いました。
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日本こけし館では、毎年恒例の 「中古品こけしオークション」 に参加してきました。 小椋甚九郎や、佐久間由吉など、昭和10年代の戦前物〜30年代前半を中心とした貴重なこけし約1,500点以上が出品されておりました。昨年は想定外の本数を落札してしまいましたので、今年は一歩抑えた気持ちと金額で入札してみました。 さて、結果はどうなることやら。
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途中、新潟の父の友人で、鳴子高亀の親戚筋にあたる (高橋正吾さん武男さん長女のご子息) 藤田さんご夫妻と合流。 皆で高橋正吾さんのお宅へと向かいました。 高橋正吾さん宅でのエピソードは紙幅の都合もありますので、また別の機会にでも書きますね。 そして、次回は記念すべき第60回ですよ。来年は皆さんもぜひご参加ください。 「みちのくは 遥かなれども 夢にまで こころの山々 こころのこけし」 深沢要 >鳴子温泉「第59回全国こけし祭(2)〜温泉街編』 に続く

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2013年09月03日

「東京こけし友の会」 創立60周年記念祝賀会

先日8月25日は、「東京こけし友の会」創立60周年の記念祝賀会に出席。
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会場は、閑静な目白の地に悠然と佇む「ホテル椿山荘」です。
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会場では、東京こけし友の会幹事および会員の皆さんを始めとして、こけし工人に来賓の方々など約100人が集まり盛大なパーティーが行われました。
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会場の入り口でサプライズなプレゼントを頂きました。 (左)友の会旅行会の名札こけしが復刻 (遠刈田系・佐藤康広さん、土湯系・西山敏彦さん、津軽系・長谷川優志さんのどれか)、(右)お土産こけし今晃さんの3寸(今晃名義時代〜獄時代のデッドストック)
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「東京こけし友の会」橋本会長を始めとする幹事の皆様。歴代から現在までの幹事の方々の尽力により、趣味の会としては異例の記録である60周年を迎えることができました。
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仙台在住のマンドリン奏者でこけし研究家の高橋五郎さんのご祝辞。
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ちょっと休憩。ホテルの窓から見える庭園が絶景でした。
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別窓から風景では、結婚式を挙げているカップルも発見。
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はい、出てきました。こちらのこけしが...
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出席者限定で頒布された三春文雄さんの小椋石蔵こけし復元二本組です。 胴底には「東京こけし友の会60周年記念」の記念印が押されます。
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記念こけしの原となった小椋石蔵こけし。(鈴木幹事の所蔵品)
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岡崎栄治郎型こけしとその作者、山形県の蔵王系こけし工人・岡崎幾雄さん。
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福島県の土湯系こけし工人・陳野原幸紀さん。「ジェットリンクの民芸」 でもお世話になってます。
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ジャンケン大会景品の寄贈こけし各種。中央の佐藤文吉こけしは、高橋五郎さんの寄贈品。
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同じく、ジャンケン用に寄贈されたこけし絵の原画。 岡崎幾雄さんの岡崎栄治郎型こけし、柿澤是隆さんの高橋勘治型こけし。 それぞれが 『こけし手帖』 2013年版の表紙を飾った原画です。
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大人もついつい本気になってしまうジャンケン大会。
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会場にて、憧れのヌマ伯父さんを発見。ポエムグラファーこと写真家・詩人で雑誌 『こけし時代』 編集長の沼田元氣さんです。昨年の鳴子祭りでお会いしたぶりです。沼田元氣さんからは、鎌倉 「コケーシカ」 のこけし団扇と、ミニこけしをいただきました。小松五平こけしが表紙の 『こけし時代』 8号・外鳴子の特集号は、9月13日(金)に発売予定。楽しみです。
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再び、長年に渡るこけし研究において蒐集界に多大な貢献をなされた高橋五郎さんです。五郎さんの書かれたこけし研究本についてのお話をさせていただくと、「いつの時代も非常に片寄った研究でしたよ〜」 と、ご本人は謙遜されておりましたが、古鳴子のこけしなど一点に的を絞り深く追求されるところが私の好きな部分だったりします。また有名なマンドリン奏者でもある高橋五郎さんから、10月に仙台で開催される演奏会の招待状を頂きました。
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...以上、まだまだ沢山の写真がありますが、今回はこのへんで。60周年パーティーも無事に終わり、「今から10年後の70周年記念の頃には、ボクは何をしてるのかな〜?」 と、ふと考える。 たかがこけし、されどもこけし。正直10年後も今と変わらずこけしが好きかどうかなんてわかりませんし、そもそも私自身が生きてるかどうかも...そんな明日のことすらわからない困難な時代に私たちは生きているからこそ、今この瞬間を自分なりのベストを尽くして精一杯に生きなければならないのだ!...ナアンテ (元氣ism) 考えたりして。ではでは、10年後の70周年祝賀会でもまた皆さんとお会いできますように。
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そして、遥か東北の郷愁に再び誘われて、今週末は ”こけしの国” へと旅立ちます。(続く)

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2013年08月21日

福島県飯坂の旅(1)鯖湖湯〜飯坂温泉街編

夏期休暇中に帰省先の新潟で神経系の持病が再発しましたが、予定していた福島旅行は何とか断行。 今回は心身共に厳しい旅となりましたが、無事に帰宅してみれば楽しい思い出ばかりです。
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飯坂の温泉 「鯖湖湯」(さばこゆ) にて。お湯の温度60度!
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まるでタイムスリップしたかのような温泉街の粋な風景にも心躍ります。
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「温泉街といえば射的場!」 とワクワクしながら覗いてみたら、射的場は既に閉鎖しており、玄関先にきゅうりとナス漬けが売ってました。 (※射的場は、夜に営業されてるらしいです)
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飯坂温泉名物の 「ラジウム玉子」 。 味はフツーの温泉玉子です。 専門店の他にスーパーでも売っており、地元の方がダース買いされてる場面も。
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「おかめ風呂」 って何?と思いきや、
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裏側に廻ってみたら 「ひょっとこ風呂」 でした。
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そして、昔から変わらぬ湯治場の楽しみといえば、これ(笑)  ...続く

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「ジェットリンクの民芸」 では今後の新作が続々と控えてます。 こちらは秋にリリース予定の津軽の長谷川辰雄型(黄胴赤帯)×津軽りんごのハイブリッド津軽こけしです。お楽しみにどうぞ。
ジェットリンクの民芸:(http://www.jetl.com/index3.html

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