2018年08月12日

欅坂46ニューシングル『Student Dance』〜映画『時計じかけのオレンジ』アレックスに捧ぐ

仕事中にこっそり聴いている、欅坂46ニューシングル『Student Dance』のPVにて。
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この画面を観た瞬間、やっぱり平手友梨奈ちゃんは可愛い...ではなくて!(実際に可愛いですが)映画好きの皆さんは、はっ!と気づきますよね。
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欅坂46のメンバーが、あの名作バイオレンス映画に登場したドルーグたちの真っ白なコスチュームで踊り歌います。
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『Student Dance』の歌詞を聴いた感じでは映画の内容は直接語られてないようですが、社会や学校など既存の社会構造に対する反抗=あの映画のイメージと重なります。
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PVで激しく水がスプラッシュする場面は、映画の中で主人公アレックスが口ずさんだジーン・ケリーの名曲「雨に歌えば」さながらです。アレックスがこの曲を歌う有名な場面は俳優マルコム・マクダウェルの即興演技で、それを気に入ったスタンリー・キューブリック監督が実際に採用したとも言われています。

1971年に公開された映画『時計じかけのオレンジ』にて。
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スタンリー・キューブリック監督はインタビューで、「人間の本質は暴力である」ことを作品の主軸に据えていると語っており、作中の主人公アレックス少年は罪悪感を一切持つことなく、窃盗や暴力やなど悪行の限りを尽します。親の虐待、貧困、格差、環境など外的要因をも排除した純粋悪を演じています。
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またアレックスは全ての人間が生まれ持った原罪を肩代わりした神の子イエス・キリスト(※鏡合わせの意では堕天使ルシファー=悪魔サタン)のメタファーでもあります。その証拠として、作中に何度かキリストを連想させる場面が流れ、白い衣装の両袖に付いた血痕はイエスが磔刑された際のいわゆる聖痕を示唆しています。
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映画公開から50年近くが経過した現在も、時代を超えてこの作品が世界中の映画ファンに愛され続ける理由として考えられることは、我々人間の深層に隠された本質=暴力性の象徴である主人公アレックスに畏怖する一方で、どこか親近感に近いアンビバレント(欅坂ism)な感情を抱いてしまうが故なのかもしれません。かくいうJETLINKも例外でなく、その心の根底ではアレックス自身への変身願望を内包しているのです。 ALEXANDER THE WORKING CLASS HERO SHIRTS詳細


jetlink_roki at 16:00│カテゴリ_01:映画/movie