2017年08月22日
津軽の旅再び(2)〜秋田県大館市こけし工人今晃さんを訪ねて
【速報_01】 近未来SFノワール映画の金字塔『ブレードランナー』のブルーレイ発売に合わせて、JETLINKから新作Tシャツ&スウェットシャツのリリ−スが決定しました!

最新情報はJETLINKのインスタにUPしますので、この機会にぜひフォローください!
https://www.instagram.com/jetlinkmovie/
【速報_02】 8月23日(水)〜9月5日(火)まで、新宿伊勢丹本館5階にて、『伝統こけしの本』出版記念イベント「Isetan こけし展」が開催されます。

また、8月27日(日)18:00より、著者の萩原健太郎氏×JETLINK渡辺純によるトークショーが開催されます。※ご観覧は無料です。会場では伊勢丹限定「EAMES/イームズこけし」など販売予定です。この機会にぜひご来場ください。
>イベント詳細は、伊勢丹リビングFacebook からどうぞ
(前回の続き)津軽旅行の二日目は、黒石市から車を走らせること約一時間...

秋田が誇る天然記念物、秋田犬(あきたいぬ)所縁の大館市に到着しました。

「秋田犬会館」(秋田犬博物室)にて、大きなワンちゃんたちとふれ合った後は、同大館市にお住まいの津軽系こけし工人、今晃さんのお宅に二年ぶりの訪問です。
>青森県黒石市温湯温泉(1)〜大館市こけし工人今晃さんを訪ねて

直前の連絡にも関わらず、今旅の思い出にと、可愛いこけしを作り置いていただいてました。小松五平型こけし、今さんの散歩コースで見かけた野苺を胴模様に描いた本人型こけし、修行二年目の石川さんの珍しい本人型こけしも分けていただきました。
今回はお弟子さんの石川さんも交えて、今晃さんと縁の深い斎藤幸兵衛、秋田時代の小松五平、長谷川清一、樋渡治一のラグビーこけし(※描彩は今さんが木地挽きを師事した大類連治)、岩手県一関の宮本永吉、雑系と呼ばれた喜多方の小椋千代五郎&小椋甚九郎親子のこけしなど、昭和一桁の時代に製作された古品こけしを何本か持参しました。これらが当時どのような環境において、どのような意図で作られたのか、使用された木材、筆や染料の種類についての考察など、今さんのご意見をお伺いしているうちに、気がつけばホテルのチェックインぎりぎりの時間でした。
りんごの生産量が日本一を誇る青森県の弘前市では、

「りんごのまち弘前」の名が示すとおり、郵便ポストや、道路のカーブミラー、マンホールの蓋など、街の至る場所でりんごのモチーフを発見しました。

りんご好きが集う聖地こと、「弘前りんご公園」にやって来ました。何処までも果てしなく広大な公園の背景には、津軽富士とも呼ばれる、日本百名山に選定された岩木山(いわきさん)の風景が広がります。

今の時期は、ふじ、王林、夏緑など、様々な朝採れリンゴの品種を試食してみたり、

写真のように津軽林檎ガールのコスプレをして、リンゴの収穫体験も楽しめます。売店ではりんご関連グッズの品揃えが多かったので、いろいろなお土産を購入しました。

以上、弘前りんご公園でした。りんごのファンタジーはもうちょっと続きます...

二日目の宿は、弘前市の「南田温泉ホテルアップルランド」です。またリンゴ(笑)
最初に驚かされるのは、建物の中央に聳え立ち、高々とリンゴを手にした全高16mもの巨大観音像です。林檎農園で財を成した人物が建設したなど、まことしやかに噂される秘宝館的な情緒に溢れたホテルです。

大量のリンゴが浮かんだ大浴場「苹果の湯」(※苹果は中国語で「りんご」という意味)と、「りんご露天風呂」もアップルランドの名物です。

リンゴの甘酸っぱい香りに、ぬるぬるした熱過ぎないお湯が心地良い、無色透明の弱アルカリ泉質の温泉です。ここまで大量のリンゴに囲まれると「そもそも林檎って何だっけ?」と、日常生活では考える機会の無かった哲学的な想いに駆られたりもします。

夕食は、林檎づくしのバイキング料理です。
ホタテのリンゴはさみ揚げに、林檎の冷製スープ、特製ローストビーフ&リンゴのコンフォート添え、林檎の玉子黄味和え、リンゴのフレンチトーストなど、大半の食材にリンゴが使われており、ある意味リンゴが苦手な人を一切寄せ付けないリンゴ界の聖域と巨大観音像に見守られながら、弘前の夜は静かに更けていくのでした...(続く)

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【速報_02】 8月23日(水)〜9月5日(火)まで、新宿伊勢丹本館5階にて、『伝統こけしの本』出版記念イベント「Isetan こけし展」が開催されます。

また、8月27日(日)18:00より、著者の萩原健太郎氏×JETLINK渡辺純によるトークショーが開催されます。※ご観覧は無料です。会場では伊勢丹限定「EAMES/イームズこけし」など販売予定です。この機会にぜひご来場ください。
>イベント詳細は、伊勢丹リビングFacebook からどうぞ
(前回の続き)津軽旅行の二日目は、黒石市から車を走らせること約一時間...

秋田が誇る天然記念物、秋田犬(あきたいぬ)所縁の大館市に到着しました。

「秋田犬会館」(秋田犬博物室)にて、大きなワンちゃんたちとふれ合った後は、同大館市にお住まいの津軽系こけし工人、今晃さんのお宅に二年ぶりの訪問です。
>青森県黒石市温湯温泉(1)〜大館市こけし工人今晃さんを訪ねて

直前の連絡にも関わらず、今旅の思い出にと、可愛いこけしを作り置いていただいてました。小松五平型こけし、今さんの散歩コースで見かけた野苺を胴模様に描いた本人型こけし、修行二年目の石川さんの珍しい本人型こけしも分けていただきました。
今回はお弟子さんの石川さんも交えて、今晃さんと縁の深い斎藤幸兵衛、秋田時代の小松五平、長谷川清一、樋渡治一のラグビーこけし(※描彩は今さんが木地挽きを師事した大類連治)、岩手県一関の宮本永吉、雑系と呼ばれた喜多方の小椋千代五郎&小椋甚九郎親子のこけしなど、昭和一桁の時代に製作された古品こけしを何本か持参しました。これらが当時どのような環境において、どのような意図で作られたのか、使用された木材、筆や染料の種類についての考察など、今さんのご意見をお伺いしているうちに、気がつけばホテルのチェックインぎりぎりの時間でした。
りんごの生産量が日本一を誇る青森県の弘前市では、

「りんごのまち弘前」の名が示すとおり、郵便ポストや、道路のカーブミラー、マンホールの蓋など、街の至る場所でりんごのモチーフを発見しました。

りんご好きが集う聖地こと、「弘前りんご公園」にやって来ました。何処までも果てしなく広大な公園の背景には、津軽富士とも呼ばれる、日本百名山に選定された岩木山(いわきさん)の風景が広がります。

今の時期は、ふじ、王林、夏緑など、様々な朝採れリンゴの品種を試食してみたり、

写真のように津軽林檎ガールのコスプレをして、リンゴの収穫体験も楽しめます。売店ではりんご関連グッズの品揃えが多かったので、いろいろなお土産を購入しました。

以上、弘前りんご公園でした。りんごのファンタジーはもうちょっと続きます...

二日目の宿は、弘前市の「南田温泉ホテルアップルランド」です。またリンゴ(笑)
最初に驚かされるのは、建物の中央に聳え立ち、高々とリンゴを手にした全高16mもの巨大観音像です。林檎農園で財を成した人物が建設したなど、まことしやかに噂される秘宝館的な情緒に溢れたホテルです。

大量のリンゴが浮かんだ大浴場「苹果の湯」(※苹果は中国語で「りんご」という意味)と、「りんご露天風呂」もアップルランドの名物です。

リンゴの甘酸っぱい香りに、ぬるぬるした熱過ぎないお湯が心地良い、無色透明の弱アルカリ泉質の温泉です。ここまで大量のリンゴに囲まれると「そもそも林檎って何だっけ?」と、日常生活では考える機会の無かった哲学的な想いに駆られたりもします。

夕食は、林檎づくしのバイキング料理です。
ホタテのリンゴはさみ揚げに、林檎の冷製スープ、特製ローストビーフ&リンゴのコンフォート添え、林檎の玉子黄味和え、リンゴのフレンチトーストなど、大半の食材にリンゴが使われており、ある意味リンゴが苦手な人を一切寄せ付けないリンゴ界の聖域と巨大観音像に見守られながら、弘前の夜は静かに更けていくのでした...(続く)