2016年04月13日

アレックスの目玉カフスボタン一考

映画『時計じかけのオレンジ』(1971)にて、主人公アレックス衣装の袖口に付いた「目玉カフスボタン」の不思議なデザインについて一考。
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左右がそれぞれ異なる色をした瞳、両腕に滲んだ血痕は聖痕?...以上の特徴から、人種の隔たり(瞳の色)を問わずに、全人類が受け継いだ不可避の罪である「原罪=イエス・キリスト」を表現しており、『2001年宇宙の旅』(1968)などスタンリー・キューブリック監督が自身の作品を通してテーマとして掲げた「人間の本質=暴力」とも繋がるのではと解釈してみました。
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アレックスの部屋に飾られたキリスト像にも同様の意味合いが込められています。一神教の神が複数存在することから、「神の複製=人間=人間の本質は暴力」のテーマに帰結します。
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以上、スタンリー・キューブリックが仕掛けた不可思議でいて示唆に富んだモチーフを大人の気品漂うシルバージュエリーのデザインに落とし込みました。新作”ALEXANDER”シルバージュエルリング(L)(R)は、近日中にJETLINKよりリリース予定です。お楽しみにどうぞ。 ”ALEXANDER” Silver Jewel Ring 詳細−NEW!

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春の風は人の心を狂わすのか?10年前の桜はもっと綺麗だったとか、20代の頃は今より若くて健康だったとか、過ぎ去った記憶を引きずりながら生きる所業は無常で人間が人間たる所以。当然ながら失った過去もあの人も戻らない。「心変わりは人の世の常ですから」とカブのセリフ。明日目覚めた時には新しい自分に生まれ変わりたい、次の朝には全ての記憶を失うニコール・キッドマンのように。

桜の名所といえば、JETLINK Show Roomからすぐ近くの里見公園が有名ですが(『南総里見八犬伝』の由来の地でもあります)、名所とは敢えて違う場所にて、毎年訪れる桜並木の通りです。国府台(こうのだい)という地名が語るように、元々高台で風の強い土地柄もあり、吹き荒ぶ桜吹雪を目の当たりにすると、この世ではない白昼夢に迷い込んだような荘厳でいて神々しさすら感じさせられます。満開の美しさと散り際の儚さは死生観のアンチテーゼ。先人が「桜の下には死体が埋まっている」と畏怖した心が理解できたような気にもさせられます。出会いと別れは人生の妙、桜の季節はこの言葉に尽きます。この一年の全てに感謝の祈りをこめて。


jetlink_roki at 21:50│カテゴリ_01:映画/movie | カテゴリ_02:ほのぼのライフ