2014年04月06日

『穴』(1960)、『ミッドナイト・エクスプレス』(1978)、『アルカトラズからの脱出』(1979)、脱獄系映画のすすめ

ぎゅうぎゅう詰めのエレベーターやタクシーの車内など、自分は幼少の頃から狭い場所に閉じ込められるシチュエーションに必要以上の恐怖を感じてしまう所謂 ”閉所恐怖症” なのですが、その反面、怖いもの見たさもあって、脱獄系ジャンルの映画に惹かれます。その中でも特に好きな2作品が、TSUTAYA発掘良品にラインナップされてたので数年ぶりに鑑賞しました。

『ミッドナイト・エクスプレス』(1978)
まともに言葉が通じない異国で逮捕されてしまった若者の恐怖感と数奇な運命が見事に描かれた社会派ドラマの傑作。「もし自分だったら...」と想像すると思わず身震いする様な実際に起こった事件を元にした作品。
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それぞれ好みもありますが、脱獄映画でこれ以上の作品は未だ見つかりません。


『アルカトラズからの脱出』(1979)
ドン・シーゲル監督×クリント・イーストウッド主演、ダーティハリーの名コンビ再び。ザ・ロックこと難攻不落といわれたアルカトラズ刑務所から脱獄する話。終始ほぼ脱獄シーンです。『月曜ロードショー』の荻昌弘さんによる懐かしい解説動画も発見。

JETLINK Twitter フォロワーの皆さんにもお薦めの脱獄系映画を紹介いただきました。

『穴』(1960)
その中でも1番良かった作品は、仏のジャック・ベッケル監督の遺作にして傑作。こちらも全編に渡り脱獄シーンが中心で、主な登場人物である5人の囚人が特徴的に描かれてます。フランスの刑務所内での一風変わった食事風景なども興味深かったです。以上、おすすめの3作品でした。ぜひ100円レンタルしてみてください。


『ロックアップ』(1989)
番外でTSUTAYA発掘良品さんから直接お薦めいただいたシルベスター・スタローン主演の脱獄系映画を10年以上ぶりに鑑賞。凶悪な看守にスタローンが熱い蒸気を顔に近づけられる緊迫のシーンが印象深い『日曜洋画劇場』でもお馴染みのこちらの作品は、スタローンの黄金時代に 『オーバー・ザ・トップ』(1987)、『ランボー3』(1988)、『ロックアップ』(1989)の順で続けて公開されています。製作は、知る人ぞ知るカロルコ・ピクチャーズ。70年代に流行したアメリカン・ニューシネマとは打って変わり、苛めに苛め抜かれて終盤にリベンジで勝利するというテーマが『ロッキー』シリーズなどを代表する80年代ハリウッドアクション映画の定番となり、僕が小学生だった当時は仲間同士でその勝利感や希望に酔いしれました。そんな良い時代でした。

他にも、ビリー・ワイルダー監督の『第十七捕虜収容所』(1954)、ポール・ニューマン主演の『暴力脱獄』(1967)、ロバート・レッドフォード主演の『ブルベイカー』(1980)、同じくロバート・レッドフォード主演の『ラストキャッスル』(2001)、メル・ギブソン主演の『キック・オーバー』(2012)など、脱獄映画を立て続けに鑑賞。
投獄(抑圧)から脱獄(開放)に至るカタルシスを繰り返し仮想体験。個人の捉え方や心の有り様によっては我々の生活する社会も獄中生活と然程変わりなく、現在いる場所から無事に逃げ切れたとしても平穏で理想的な別世界など何処にも存在しなかったりするのが現実ですが、いつの時代も人間は心の新天地を追って止みません。


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