2014年01月13日

福島県飯坂温泉の旅(2)渡辺幸典さん工房来訪編

福島県飯坂の旅(1)鯖湖湯〜飯坂温泉街編 の続き
昨年の夏に福島県の飯坂温泉を初めて訪れました。その旅行の際に求めたお土産が...
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渡辺幸典さん作、鯖湖こけし7寸(約21cm)。
今回は大きさ違いで、7寸、5寸、4寸を分けていただきました。飯坂温泉の渡辺角治&渡辺キン夫婦合作の 「鯖湖こけし」 を現代に継承する渡辺幸典さん。当時、同じ飯坂温泉で活躍していた木地屋の佐藤栄治&佐藤喜一親子のこけしと区別するため ”鯖湖こけし” と呼ばれる由来となったとか。
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往年の渡辺キンさんを彷彿させる緻密な描彩に、胴底部分に金具の爪跡を残さない丁寧な木地の仕上げ。長時間眺めていると吸い込まれそうになる頭部のグルグル渦巻きの枷(かせ)に、胴体に走る美しい横縞模様のロクロ線。そんなオギンさんこと、渡辺キンさんが描いた ”鯖湖こけし” を最も美しい東北の伝統こけしと称された蒐集家の方もおられました。
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渡辺幸典さんのこけしに関しては、各地のこけし会などへの頒布もほぼ行っておらず、寡作(&佳作)な理由からか飯坂の工房を直接訪ねても作品数が少ない場合もあり、現役こけし工人の中でも入手が難しいこけしの一つとなってます。
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こちらの風情ある建物が、日本の名湯および秘湯としても名高い 「鯖湖湯」 でございます。

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その鯖湖湯から徒歩2分くらいの場所にある渡辺幸典さんの工房です。

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木地屋であるということは同時に鍛冶屋でもある...と、こけしの世界では周知のことですが、その例に漏れずカンナ等の工具は全て手作り。幸典さんに関しては轆轤(ロクロ)も手作りでした。
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渡辺キンのこけし。渡辺幸典さんのコレクションより。
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もうちょっと世に出ても良いのでは?...と、俗な考えも一瞬浮かびましたが、物品も情報も簡単に入手可能である供給過多なこの時代にあえて産地まで行かないと買えませんよ。というある種不便な部分が逆説的に新鮮なのかもしれませんね。今年も機会があれば飯坂温泉まで出かけてみたいと考えてます。


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