2013年09月10日

鳴子温泉「第59回全国こけし祭」(1)〜祭り会場編

みちのくは遥かなれども夢にまで... 今年も ”こけしの国” に呼ばれて、宮城県の鳴子温泉に再び来訪。 9月6日(金)〜8日(日)に開催された 「第59回鳴子温泉全国こけし祭」 に参加してきました。写真が沢山ありますので、今回の 「こけし祭り会場編」 と、次回の 「鳴子温泉街〜鳴子ホテル編」 の二回に分けて掲載させていただきます。
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この度も大盛況のこけし祭り会場にて。今年も仕事の都合でギリギリ直前でスケジュールを決めての参加。前から行ってみたかった ”こけし柄の浴衣” の宿こと 「鳴子ホテル」 の予約も運良く取れました。
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会場内の人だかりをかき分けると、そこは秋田県の木地山系こけし工人・阿部木の実さんのブースです。
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阿部木の実さんが紡ぎ出すイーハトーヴの世界を髣髴させるメルヘンでアーティスティックな作品群の魅力は勿論のこと、小椋米吉型や柴田鉄蔵型など木地山系の伝統的な意匠のこけしも素晴らしい仕上がりでした。
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山形県のこけし工人、Facebookでもお友達の梅木直美さんのブース。
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蔵王高湯の ”岡長型” こと、岡崎長次郎のこけしを引き継がれた梅木直美さんのこけしは、とても丁寧で安定した描彩が特徴。胴模様の ”桜崩し” (四段中の二段目は蕾・つぼみ、隠し寿文字が描かれます) は、遠刈田の槻田与右衛門(名前違ってたらすいません)の考案ともいわれています。今回は、傘こけしも発見。
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青森県の津軽系こけし工人・長谷川優志さんのブース。今回は、祖父の長谷川辰雄型、三上文蔵型、村井福太郎型など、古津軽こけしを中心に30型以上にも及ぶレパートリーの一部をお披露目。
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アイデア豊富な長谷川優志さんに 「ジェットリンクの民芸」 の次回作は、あれにしようよ。なんて逆に提案されたりして。奥のブースでお話をされている方は、弥次郎系こけし工人の新山真由美さん。
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同じく津軽系こけし工人・阿保正文(あぼまさふみ)さんのブースでは、こけし描彩の実演も。
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実演で描彩されている斉藤幸兵衛型こけしは、僕が以前に別注させていただいたものと同型の ”だるま柄横向き版” です。なぜ達磨を横向き (正確には斜め45度くらい) に描いたのか?今となっては作者の意図は不明ですが、その原となった木村弦三コレクションの幸兵衛こけしにもダルマ横向き版が存在します。
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会場内の展示作品を一通り観覧した頃に、招待工人以外のブースにて何やら沢山の人だかりを発見...
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鳴子こけし工人の佐藤賀宏さん(76歳)の展示販売でした。やたらと写実的な犬ダルマなど、衝撃的なデザインの木地玩具を始めとした作品群を眺めていたところ...
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ニャイガーマスクこけし発見。
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お祭り会場にて、ニャイガーマスクこけしの作者・佐藤賀宏さんとお話をしていたら 「今から私の家に来ますか?」 とお誘いいただきました。そうと決まるや否や、こけし祭りの販売ブースを途中で抜けられて、佐藤さんの運転でご自宅兼店舗まで向かいました。
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昨年のこけし祭りで、中山平の佐藤実さんにお世話になった話をしたところ、佐藤賀宏さんも佐藤実さんと仲良しとのこと。 「今から中山平の実さんの家まで遊びに行きましょうよ!」 と誘われましたが、それより佐藤さん、こけし祭りの会場に早く戻らないと...この様な予期せぬ出会いもこのお祭りの醍醐味だったりします。
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【追記】 こけしスマイルがかわいい鳴子系こけし工人の森谷和男さん(昭和3年生まれの85歳)です。森谷さんご本人を髣髴させるような素朴でいて魅力的なその作品群は会場で人気を博しておりました。帰宅後に森谷さんの系譜を調べたところ、高橋盛系(高勘系)の工人さんとのこと。現在は、高橋盛型や水玉模様の本人型こけしなど、古鳴子を彷彿させる可愛らしい作品を製作されてます。
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いろいろと用事を済ませて、もう一つの旅の目的地である 「日本こけし館」 に到着。 余談ですが、今回はスケジュールを過密に組み過ぎた理由で、非常に目まぐるしい展開に体調不良も相まって、先の飯坂温泉旅行に続いて厳しい旅となりました...とはいえ、念願の 「鳴子ホテル」 に宿泊できましたし(最高でした)、名湯 「滝の湯」 も満喫しましたし(同じく最高でした)、これといって思い残すこともないのですが。 次回はもう少しゆっくりな旅にしたいと思いました。
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日本こけし館では、毎年恒例の 「中古品こけしオークション」 に参加してきました。 小椋甚九郎や、佐久間由吉など、昭和10年代の戦前物〜30年代前半を中心とした貴重なこけし約1,500点以上が出品されておりました。昨年は想定外の本数を落札してしまいましたので、今年は一歩抑えた気持ちと金額で入札してみました。 さて、結果はどうなることやら。
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途中、新潟の父の友人で、鳴子高亀の親戚筋にあたる (高橋正吾さん武男さん長女のご子息) 藤田さんご夫妻と合流。 皆で高橋正吾さんのお宅へと向かいました。 高橋正吾さん宅でのエピソードは紙幅の都合もありますので、また別の機会にでも書きますね。 そして、次回は記念すべき第60回ですよ。来年は皆さんもぜひご参加ください。 「みちのくは 遥かなれども 夢にまで こころの山々 こころのこけし」 深沢要 >鳴子温泉「第59回全国こけし祭(2)〜温泉街編』 に続く


jetlink_roki at 17:29│カテゴリ_01:食&旅 | カテゴリ_02:玩具/kokeshi&toys