2013年03月23日

マーティーデニムジャケット追求の旅 80's編

「マーティーデニムジャケットとは一体なんだったのか?」 HEADGOONIE オオヤギみき氏の約10年間に渡るライフワークとも称すべき膨大な研究内容を数回に分けて全文掲載させていただきます。 80年代における映画衣装の研究資料としても読み応えのある内容となってますので、ぜひチェックください。

■マーティーデニムジャケット追求の旅 80's編
マーティーデニムジャケット追求の旅 表地編
>マーティーデニムジャケット追求の旅 裏地編 (近日掲載)
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”マーティーデニムジャケット” とは、その名の通り、映画 『バック・トゥ・ザ・フューチャー・パート1』 でマイケル・J・フォックス扮する主人公のマーティー・マクフライが冒頭シーンで着ていた、あの変わったデザインのジージャンのことです。80年代当時は僕はまだ小学生だったので、どうだったのか知りませんが、2001年に僕が現 HEADGOONIE の前身ブランド EMMETTBROWN をはじめた段階では、まだ80'sリバイバルブームも本格的に起きてない時代だったこともあり、こんなケミカルなゴム入りのJKTは、ダサ過ぎてとても着れない! 時代的に一番敬遠される代物でした。 映画 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 の衣装担当ジョアナ・ジョンストンがイチから創造したパート2 (未来の世界の衣装) 、パート3 (西部開拓時代の衣装) とは違い、パート1は案外、手を抜かれているっていうか、有りものの既製品が多く使われているんです。 これについては様々な考察が行き交ってはいますが、80年代当時、世界的に流行していたジーンズブランド ”GUESS” のものではないか?というのが、一番信憑性が高いです。
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【GUESSとは?】 最近の世代の人にはあまり馴染みないかもしれませんが、ボクらの頃は、日本でもその辺のジーンズショップにフツーに売ってましたし、高校生くらいの兄ちゃんたちはフツーに着てた記憶がある。 海外のファンの間ではもうあたり前の話で、イーベイなどの海外オークションサイトで ”guess denim jacket” とかで検索すると、 それっぽい 当時のものが今でも数多く出てきます。 たとえば...(左)同デティールのブルーデニムVer. ボディと切り替え部分の色が逆になってポケットが違えばかなり近い。 (右)ベスト型。 ポケットの形状はズバリ同じ形状だと思います。
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さらに海外オークションウォッチングやファンサイトでの情報交換を続けていると...ついにはこんなのも発見
。 (右)素材が違うだけで、デティールはほぼ一緒ではないでしょうか。 切り替え部分はレザー素材ですが、ポケットの形状はズバリ同じだと思います。 (左)さらにさらに、これは海外のコアなファンが所有しているもの。 裏地がペイズリーじゃないだけで、もうほとんど一緒。 求めている ”答え” に限りなく近いです。 80年代GUESSのこのタイプのJKTは、今でも入手可能なものだけでもこれだけの種類があるんです。 きっと当時は普通に人気のカタチで、もっと違うタイプもあったり、素材違いやデティール違いでたくさんリリースされていたのではないでしょうか。
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こちらの画像は、映画 『グーニーズ』 撮影場に、マイケル・ジャクソンが遊びに来たときの1枚。 なんのキャプションもないので詳細は分かりませんが、この顔のソックリさから間違いなく手前の女のコはチャンクの妹でしょう。 そして、このコが着てるデニム生地のベスト、デティールからGUESSのものだというのが分かります。 1985年当時は、老若男女問わず、みんなGUESSをフツーに着てたんだっていうのが伺える1枚です。 つまり、現時点で ”マーティーデニムJKT” とは、「1985年当時に、GUESSから発売されていた人気デニムジャケットのうちの一つ」 だったのではないか? というのが通説となっているんです。

TO BE CONTINUED...

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映画 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 で主人公マーティー・マクフライが着用していた、あのジージャンを、ほぼ完全に近い形で復刻しました。 今回はさらに精巧な ”BLUE-RAY 解析版” をお届けします。 マーティーのセリフ 「ドク、やっぱりメイド・イン・ジャパンは最高だね!」 にちなんで、全ての工程を国内生産で仕上げた一級品をお楽しみください。 http://www.jetl.com/hg08_mjk.html


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