2012年11月12日

巣鴨 「第2回東北復興支援 伝統こけし製作実演」 (2)

巣鴨 「第2回東北復興支援 伝統こけし製作実演」 (1) の続きです。
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第一回目に引き続き、会場に展示されていた 「こけし灯篭」 。 前にブログで ”欲しい” と書いたところ、製作されている方から連絡をいただき、現在は我が家にも二つ鎮座しております(笑)
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津軽系こけし工人、阿保六知秀 (あぼ・むちひで) さんと。
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女の子に大人気。 阿保六知秀さん製作の本人型 (オリジナル型) こけし。
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同じく、阿保六知秀さんの本人型ハワイアンこけし。 こけしの底部分が丸くなっており、くらくらと踊る様子はまさにフラダンスの如し。 単体の工人さんで、これだけの商品数や商品展開を可能にしたのも阿保六知秀さんの技術と発想力あってのことです。
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そんな阿保六知秀さんに、イベントの事前にお願いしていた別注こけしがこちら。 その名も、「斎藤幸兵衛型・直胴・ダルマ絵 (ダルマ横向き別注モデル) こけし」 ...長い! ”原” (元になったオリジナルの原作) の斎藤幸兵衛 (1890〜1943) が、どのような意図でダルマを横向きに描いたかは不明ですが、そんなこけしも過去に実在 (たしか木村弦三コレクション) していたということで製作いただきました。 六知秀さん曰く、「いちばん良い顔で出来たよ」 とのこと。 そう云われてみればそんな気もするようなしないような...こけしの良し悪しは相対的なもので最終的には個人の好みに拠りますので。
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僕が知る限りでは、現在、幸兵衛型こけしの意匠 (デザイン) を引き継いでいる津軽の工人は、阿保六知秀さん正文さん親子、本間直子さん、笹森淳一さん、今晃さん、盛秀系統の方々です。 阿保さん師匠の佐藤善二さんの時代の幸兵衛型は、表面がロウでピカピカしてますが、最近の物はほとんどが ”ノー・ワックス仕様” です。 その理由を六知秀さんに伺ったところ... 「自分の記憶では、最初にロウ掛けをしなかったのは笹森淳一さんで、その後、ロウ掛けしないのが主流になった」 とのこと。 時代が変わっても大きく変化しないイメージの伝統こけしのスタイルですが、少しづつ流行廃りがあるようです。 ロウ挽きの有無に関しては、僕はどちらでも良い (工人さん任せ) と考えています。
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後で紹介しますが、今回は 「伊太郎型こけし」 の意匠にも変わったものが多く、その事についてもお伺いしましたが、ちょっと長くなりそうですので、詳細は僕か六知秀さんに直接伺ってください。 阿保さん曰く 「デザインに関しては、その時の気分もあるからね。 前に作ったこけしの事だったら、自分よりもお客さんのほうがずっと詳しいよ」 ... そんなアーティスト然とした過去に執着しない前向きなお言葉をいただきました。
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引き続き、会場で展示されているビンテージこけし。 秋田県の ”木地山系こけし” 。ぱっと思いつく代表的な工人は、小倉久四郎&久太郎親子、小倉泰一郎、小倉石蔵、高橋兵次郎、伊藤儀一郎&常治など。
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岩手県の盛岡、花巻を中心に発生した ”南部系こけし” 。 代表的工人は、藤井梅吉、照井音治、佐々木与始郎&セツ、煤孫一族、安保一郎など。 作り手不在となった現在も優れた作品は後世に残ります。 この展示品のコレクターの方も既に亡くなられておりますが、保存状態も良く素晴らしいこれらのコレクション群は、現在もなおこけし蒐集家を魅了し続けています。
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会場で購入したこけし。 阿保正文さんのほっぺが赤いラブリーチークな伊太郎型こけしなど。 他にも、正文さんにいろいろと別注でオーダーさせていただきました。 今から完成が楽しみです。
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オマケ。 絵付け体験で製作した ”MY幸兵衛型こけし” です。 ダルマが細長くなっちゃった...

最後に。 現在がこけしブームかどうかはわかりませんが、各地で頻繁に催されるイベントにぜひ皆さんも参加ください。 JETLINKでは、東北の良い品物を購入することは、”即・東北振興” に繋がると考えています。 それを抜きに考えても、東北のこけし工人さんと直接お話できたり、こけしの絵付け体験など楽しいものですよ。

MINGEI JETLINK/ジェットリンクの民芸 (http://www.jetl.com/


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